《第38回全日本ジュニア障害馬術大会2014》は本日最終日を迎え、ヤングライダー、ジュニアライダー、チルドレンライダーの各選手権競技を実施しました。 ヤングライダー選手権は23人馬が出場し、5人馬のジャンプオフとなりました。4人馬が走行を終えた段階で減点0はおらず、ここで最終出番の山田麻由&ウバリナ(成田RC)が登場。一つひとつの障害物を確実に飛越してダブルクリアラウンド、初めての優勝を果たしました。2位は減点4の赤塚祐太&アッパーアップル(座間近代RC)、3位はタイム差で山口真奈&ジュリアス・ファータ(ヴィルタスRC)となりました。▲ヤングライダー選手権表彰式▲「(ジャンプオフの時)私もすごく緊張していてよく覚えていないのですが、減点0がいなかったので満点で走行しようと思いました。ウバリナは本当に信頼できる馬で、できるだけ邪魔しないように馬を信頼して走行しようと思って頑張りました。ゴールした瞬間は嬉しいの一言でした。言葉にできないくらい、本当に最高です。これからは自分の悪い癖を直して、もっと馬を信頼して次の全日本に向けて頑張りたいと思います」(山田) ジュニアライダー選手権の出場は37人馬。そのうち7人馬がオリジナルコースをクリアラウンドしてジャンプオフに進みました。ジャンプオフ1番の垂脇昂祐&ズラタン(ドリームファーム)が早くも減点0、38.58秒でゴールしました。その後、2人馬が減点0でゴールし、ジャンプオフ6番の副島将太&ショーン(藤沢RC)が36.63秒にタイムを縮めました。最後の出番は林美伽&テレキシオ(北総RC)。馬に助けられながらも小回りしてタイムを稼ぎましたが、わずかに届かず37.13秒で2位となりました。▲ジュニアライダー選手権表彰式▲「馬がちょっと疲れていたので、障害に肢を当てないように慎重に行きました。ジャンプオフでは結構プレッシャーがありましたが、先に出た選手の走行を参考にして思い切って行きました。最初のペースが良かったのと、最後のスパートで思い切って行ったのが勝因だと思います」(副島) チルドレンライダー選手権には54人馬が出場し、約3分の1の17人馬がジャンプオフに進みました。ジャンプオフを最初にクリアラウンドしたのはジャンプオフ出番14番の野原菜央&剣(ホースクラブ・ディンプル)で、37.74秒でした。続く吉田ことみ&プリンセス・ネーブル(Gifu吉田ファミリー)もノーミスでしたが、タイムは届かず44.23秒。ダブルクリアラウンドはこの2人馬でした。3位は減点4のうち最もタイムが早かった大森凪紗&スパロウ(徳島RC)でした。▲チルドレンライダー選手権表彰式▲「夏休みの練習でも全然うまくいっていなくてちょっとダメかなと思っていたのですが、馬が助けてくれました。最初の走行は途中で経路がとんですごく焦ったんですけど、ちゃんと帰ってくることができて良かったです。ジャンプオフは満点狙いよりも勝負をかけろと先生に言われたので、小回りをするようにして行きました。踏み切りが違っても馬が飛んでくれたので、馬に感謝です」(野原)大会の全成績はこちらから。
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